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1️⃣★DREAMS CAN TRUE 11/29 ワソダーラソドTribute Live 特集 【Member Interview】
「DREAMS CAN TRUE:7Voices」
バンドを形作る7つの声(=個性)を特集する王道インタビュー企画。今夜から7夜連続で公開します。
ライブが終わって数日がたった今でも、あの日の余韻はふとした瞬間に蘇ってくる。
11月29日、ワソダーラソド。
5周年を迎えた“DREAMS CAN TRUE” のワンマンライブは、ただのカバーライブではなく、一人ひとりの人生や思いが音になって交差していく――そんな、ちょっと不思議で、あたたかい時間だった。
この特集では、その裏側で心を寄せ合いながら作り上げてきた“メンバーそれぞれのストーリー”を、じっくり掘り下げていく。
彼らはどんなきっかけで集まり、どんな壁と向き合い、どんな想いでステージに立っていたのか。
そして、半年以上にわたる準備期間を、どんな景色の中で駆け抜けてきたのか。
連載第1回となる今回は、バンドを支える“声”の中心となるボーカル、吉田みうをフィーチャー。
メンバー最長の準備期間、時に自分の声と格闘しながら、それでも前に進み続けた日々。
そして本番のステージで彼女は何を見て、何を感じたのか――。
“音楽は人がやるから面白い”。
その言葉を体現するように紡がれた、彼女の素顔に触れる時間を、どうぞ。
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🎤 吉田みうSPECIAL INTERVIEW
「この夜のために半年をかけた」
—— 11/29 ドリカムトリビュートバンド、奇跡のワンマンショウ裏側
「50人来てくれたら御の字だと思ってたんです。でも、気づけば90人の予約が入っていて…“世の中、こんなにドリ好きがいるんだ!”って、改めて実感しました」
11月29日。半年の準備を重ね、仲間と共に作り上げたワンマンショウを成功させたドリカムトリビュートバンド。
その中心に立つボーカル・吉田みうさんに、この夜が生まれるまでの道のりを聞いた。
■ 1. バンド結成のはじまり
——まず、このバンドはどのように始まったのでしょう?
吉田:きっかけは、別バンドで一緒にやってるベーシストの“たたずまい”。あれ、これ中村正人さんに似てない!? と気づいた瞬間、もう私の中でスイッチが入ってしまって(笑)。“ドリカムバンドやりませんか”。そこから始まりました
——なぜドリカムのトリビュートを選んだのか?
吉田:理由はシンプル。彼がマサさんに似ているから(笑)。そこに尽きます!
——メンバーとの出会いは?
吉田:もともと友達や大学時代の後輩で構成されていて、コーラスのHIROは今年4月に私たちのライブを観に来てくれて、『入りたいです!』と志願してくれたんです。ありがたかったですね

■ 2. 11/29に向けた長い準備
——ワンマンショウに向けた準備は?
吉田:構想だけで一年、実際の準備期間は半年くらい。練習は週に1回で、曲数が多かったので毎回“どうやって進める?”と試行錯誤でした
——セットリストの決め方は?
吉田:基本は私が“流れ”ごと考えます。でも今回はゲストさんがいたので“やりたい曲”を聞いて採用したり。有名曲も6割くらいは入れたいなと思っていました。あと最初は“1部はゲストと一緒に、2部はオリジナルメンバーで”って分けてましたけど、実際はそこから臨機応変に(笑)
——アレンジ・演出でこだわったところは?
吉田:“ご本家に寄せる”をテーマに、一曲ずつ工夫しました。美和ちゃんの声の出し方やオブリガードも、できる限り寄せて。でも美和ちゃんのオブリは…ほんまに難しい!!(笑)
——ライブ全体のコンセプトは?
吉田:“ドリ好き同士が演者と観客に分かれてるだけ”。そんなイメージのライブにしたかった。近いことができたように思います。ご本家では一緒に歌うのはNGですが、私たちはもう思いっきり歌ってほしかったです!

■ 3. 本番当日:揺れる心と、立ち上がる気持ち
——当日の朝はどんな気持ちでしたか?
吉田:実は前夜に喉に違和感があって…“え?また?”と不安でたまらなかったんです。今年は3月・9月と風邪で声が出ず、満足に歌えなかったライブが続いていて。『今回また出なかったらボーカルやめる』ってマサ王子に泣きついて(笑)
でも当日、馴染みの美容院で完璧に仕上げてもらった瞬間、“あ、今日いける!”って思えたんです。そしてHIROがいるという安心感。精神安定剤みたいな存在なんです(笑)
——ステージに立った瞬間は?
吉田:お客さまの顔がズラッと見えた瞬間、胸がいっぱいになりました。ありがたくて、尊くて。絶対楽しんでもらう!って思いながら、ウッと涙こらえてました
——印象に残ったシーンは?
吉田:未来予想図メドレーが始まったとき、最前列のお客さまがポロポロ泣かれて…もう嬉しくて。私ももらい泣きしそうで歌いながらアワアワしてました(笑)
あとサプライズのHAPPY HAPPY BIRTHDAYで構成をぶっ飛ばしたんですが、あとで録音を聴いたらマサ王子が先に見失ってたことが判明(笑)私のせいじゃなかった!
——予想外だったことは?
吉田:50人来てくれたら…と思っていたのに、まさかの90人!そして職場の同僚が“実はめっちゃドリ好き”だったこと(笑)
あとオリジナルグッズ。メンバーが普段使いして周りの評判めっちゃ良くて“売り切れるんちゃう!?”と思ったら、まさかの残った(笑)。でも評判は良いので今後通販も続けます!

■ 4. 終演後の余韻
——終わった瞬間は?
吉田:幸せすぎてどうしたらいいかわからんかった。全員ハグしたかった!
——嬉しかったメッセージは?
吉田:『6周年やるなら行くから!』と言ってもらえたこと。そして来られなかった娘さんが“みわちゃんへ”と書いてくれたお手紙。見た瞬間、胸がギュッとなりました
——メンバーとの“やってよかった瞬間”は?
吉田:ぜーーーんぶ!
——成長や課題は?
吉田:みんな、よくぞ半年間ついてきてくれたと思います。新曲も多い、難曲も多い。でも誰も折れず、ステージで堂々とカッコよくなっていった。頼もしさしかないです
課題は…まぁ、事故をもっと減らしたい(笑)

■ 5. これからの未来へ
——次に向けて、やってみたいことは?
吉田:ドリには季節曲も隠れた名曲もまだまだたくさん。発掘しながらイベントに合わせたセットで、みんなで楽しめるライブにしたいです
個人的には体幹を鍛えて、美和ちゃんに少しでも近づきたいです!
——新しい挑戦は?
吉田:“ドリ好きのアマチュアの祭典”みたいに、半年に1回のワンマンショウを育てていきたいです。今回のゲストさんたちは“サポートメンバー登録”してるので(笑)、これからも一緒にドリの名曲を広めていきたい!
——最後にメッセージを。
吉田:当日はMCで全然言えず反省ですが…
来てくださった皆さま、本当にありがとうございました。貴重な時間とお金と、ご都合をつけて足を運んでいただき、心から感謝しています。
まだまだ至らないところもあるバンドですが、これからもドリの名曲を一緒に楽しんでいただけたら嬉しいです。
心から本当にありがとうございました!
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ステージの中心に立つ吉田みうの想いを、ここまで読んでくださりありがとうございます。
歌は“声”でありながら、その裏側にある気持ちや景色まで届くものだと、あらためて感じさせられる回でした。
明日は、グルーヴの要であるドラムの ピロシ のインタビューをお届けします。
笑いと真面目を絶妙に行き来する、彼らしい言葉をぜひお楽しみに。
文:印田 眺夫

【SIDE STORY:ステージの上と下で生まれていた、もうひとつのドラマ】
未来予想図メドレーが流れはじめた瞬間、最前列のお客さまが静かに涙をこぼし始めた。それに気づいたみうは、歌いながら胸がぎゅっと締め付けられるのを感じたという。
「嬉しくて、でも私まで泣きそうで…アワアワしてました(笑)」
しかしこのシーン、もうひとつの視点があった。
後ろの席からステージを見つめていた友人(今回の白ジャケットの衣装も担当)は、みうの“わずかな表情の変化”を見抜いていた。
「みうさんの様子が急に変わったから、“誰かが泣いてるんじゃないか”と思った、と言われて。えっ、そんなの分かる!? って驚きました」
ステージの上の感情と、客席の感情が、まるで鏡のように呼応した一瞬。
音楽が“ただの曲”を超えて、人の心に触れるものになる。その奇跡の瞬間が、この夜にはたしかにあった。
